平日はサラリーマンという兼業ヒーローと、平和主義を勉強する中学生が主な登場人物。同宣言の意義や仕組みを解説するほか、「軍隊は住民を守らない。まず命を失うのは弱い人々」という沖縄戦の体験談や、戦争放棄をうたった憲法九条についても紹介している。
そういえば老師にお聞きしたことがある。
「理念なき力は悪だが、力なき理念は悪にも劣る」
左の頬を打たれたら右の頬を差し出しなさいと言うのはいいが、んなものは自分だけでやってくれ。私らをまきこまないでくれよ。
その辺にあふれてる戦略シミュレーションゲームでもやってみろ。どんなクソゲーでも最初に占領するのは「敵軍がいない地域」だよ。そしてそこから食料その他を徴発する。
国を守る、領土を守るというのはつまり、そこにいる人間を守るとイコールなのであって(人的資源がもっとも重要な資源である。だから特攻玉砕もギリギリになってから行われたわけで)つまり言いたいことは「寝言は寝て言え」。
野郎の群れに裸の女を投げ込んだらどうなるか。九条っていうのはつまりそういうことです。
『裸の女』をどう扱うかは、『野郎の群れ』の胸先三寸。服を与え丁重に扱う野郎どもはとても紳士ですばらしいですが、そのまま輪姦されても文句は言えまい。
そうされたくなければ服を着るべきだ。
つまり、そういうことです、といろんな人が口を酸っぱくしていってるわけなんだけど。